定期マーケット監視

日経平均は24000円近く。日本株はまだ保有しても良いか

もうすぐ2019年も終わりなのに、日本株が24000円にチャレンジしていますね。
ここまで上昇すると、暴落を気にして長期用現物を売る個人投資家もいると思います。
しかしながら管理人は保有継続で良いと考えています。
今回は日本株を保有継続しても良い理由を簡単に挙げてみます。

Contents

各国政策

各国の政策は金融緩和的です。金余り継続ですね。

アメリカ

FRBは3連続利下げをした上に、民間市場にドルを大量に供給します。
実質的な量的金融緩和の再開ですね。金余りな状態です。

出典 日経
FRB、金利抑制に全力 越年資金53兆円供給

日本

日銀の金融緩和は継続しています。
これだけでは前と変わりませんが、現在は政府が経済対策を打ち出しています。
財政支出13兆円、事業規模26兆円と、結構な金額です。

日銀の金融政策と政府の経済対策、相乗効果で景気を良くしてほしいです。
っていうか、経済対策より消費税減税して(‘ω’)ノ

出典 内閣府
経済対策等

日本株需給

日本株の需給を見てみます。
っていうか個人が売りまくっています。

外国人売買動向、裁定買い残(12/13)

日本株を支配している資金豊富な外国人投資家が買い越しています。
「長い物には巻かれろ」ですね。情報操作で個人から振り落とした株を外人さんが買っています。

裁定買い残は7152億円と9月から上昇傾向ですが、過去10年では低い水準にあります。
今は買いが溜まっていない状態と見て取れます。

出典 アセットアライブ株式情報
株式需給

出典 トウシル
「裁定買い残」から外国人売買動向を読み解く

1357Wインバース(12/13)

日経平均1日の値動き-2倍のETFです。
ここの買い残が多いことは、個人投資家が日経平均の売りに張っていることを意味します。
純粋な買い残は88百万口と、株価が下落した8月の時の約8倍です。
資金力の乏しい個人が売っているということは、株価は( ^ω^)・・・

懸念点

管理人が懸念していることも紹介します。

CLO爆弾

CLO(ローン担保証券)とは、格付けの低い企業への貸し出しを証券化したものです。
リーマンショックはサブプライムローンが原因でしたね。サブプライムローンは低所得者個人への住宅ローン貸し出しを証券化したものです。CLOはサブプライムローンの個人を企業に置き換えただけです。

なぜこのような証券を買うかというと、各国が金融緩和で金利が下がり、債券では利回りが稼げないからです。
次回のリーマンショックはCLO爆弾の破裂が原因になると勝手に推測しています。
ゾンビ企業が大量に借金返済できなくなったら、CLOが連鎖的に吹っ飛びそうですね(笑)

出典 朝日新聞
CLO保有額、邦銀急増 高利回り狙い、農中は7兆円

まとめ

ザックリまとめます。

2019年12月20日現在

・急いで日本株を売る必要無し
(∵金融緩和継続、経済対策、外国人の買い)
・CLO爆弾に注意

最後までお読み頂きありがとうございます