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日銀ETF購入のタイミングは?日銀ETF購入は良いこと?

日銀がETFを買い控えているというネットの記事を見ました。これより日銀のETF購入タイミングをざっくりチェックしてみました。
また、管理人の日銀ETF購入への考えも紹介したいと思います。

Contents

日銀ETF購入

2019年から年別に日銀ETF購入の具合をみてみます。

2016年

2016年は日銀会合の結果より、8月から1回の購入量が約700億円に倍増しました。
2016年トータル約4.3兆円のお買い上げです。

基本的には日経平均(日単位)のグラフが谷のところで買っています。
が、
2016年11月以降のトランプラリー上昇トレンドでは、かなり高値でも買っています。
これを見ると、予算枠を使い切ろうとした気配がプンプンしますね。さすがお役人です。

2017年

2017年からは年6兆円の予算枠です。
トータル約5.6兆円のお買い上げで、まずまずの買いっぷりですね。
こちらも 基本的には日経平均(日単位)のグラフが谷のところで買っています。
6~8月を見ると、結構小さな谷でも買っていますね。
やはり特徴は10月の短期上昇トレンドでは全く買っていない点です。日銀は強い上昇トレンドの時は買ってきませんね。

2018年

2018年はトータル約6.1兆円のお買い上げです。予算枠を超えています。12月の下落が予想外だったのでしょう。
2017年と比較して比較的大きな下落時に買っています。小さな下落では出動していません。

2019年

11/19現在でトータル約3.7兆円のお買い上げです。明らかに少ないですね。
9月の上昇トレンドや10月中旬以降の上昇トレンドでは沈黙しています。
買ってこない他の理由としては、2018年12月のような急落に対する買付余力確保が考えられます。

日銀ETF購入の善悪

「日銀のETF購入は市場機能をマヒさせる」という意見を目にします。
確かにそうかもしれません。本来?の価格より高くなっていますので。

また、「日銀は下落したときに買うため、安値で買いたい個人投資家が安く買えない」という意見もあります。
確かに新規で急落時の買いを狙うのは少し難しくなると思います。しかし、視点を変えて、株保有者の立場から考えるとどうでしょうか。
日銀が下値を買ってくれるため、少しでも株価下落を防ぐことが出来ます。

株を持つ者と持たざる者、格差はドンドン広がっていくと思います。お国の政策には素直についていきましょう。
私たち個人は国の政策を変えることはできません。正論を振りかざしてお国に逆らうのではなく、対応する能力が大事です。

まとめ

最後にザックリまとめます。

まとめ

・日銀は上昇局面では買わない
・現在は急落に備えての現金確保か
・日銀のETF購入は株保有者にとってメリット
・国の政策には従うこと

最後まで読んで頂きありがとうございます。