定期マーケット監視

10月のFOMCと日銀会合はどうなるか?短期買いの出口を模索

日経平均株価がやたら強いですね。
今回も定期マーケット監視の一環として、金融政策やチャートをチェックします。

Contents

10月最終週イベント

10月最終週の目玉は何といっても「FOMC」と「日銀会合」です。
10月中旬と状況が変わったか、チェックしましょう。

10月中旬の記事はコチラ↓

米中貿易戦争は一時休戦。日銀は追加緩和する?9~11月はアノマリー的に荒れやすい時期です。例年通り乱高下しております。 今後もイベントが盛りだくさん。軽くまとめてみます。 出来...

FOMC 10/29~30

アメリカの金融政策の見通しは中旬と変わりません

世界経済の中心であるアメリカでは、3回連続の利下げが予想されています。
中国との貿易戦争による景気減速の予防とか言われていますが、トランプ大統領の実績作りが実際のところです。
米国はもう少し買い方針が続きそうです。トランプ大統領が再選したら、公共投資なども見込まれており、長期用現物の出口がより遠くなりそうです。

出典 産経新聞
米、3回連続利下げ検討 FRB、30日に政策決定

日銀会合 10/30~31

FOMCの直後に日銀会合が開催されます。
日本の金融政策は現状維持(=追加緩和なし)の可能性が強くなりました。
この理由は、個人的には「ドル円の円高が止まっている」「米中貿易戦争が一時休戦状態」のためだと考えています。

各国の金融緩和により円高が進むと見ておりましたが、105円付近で止まりました。日本国内の投資家がマイナス金利による運用難で海外の資産を買っているためでしょうか。

トランプ大統領は中国を攻撃しつつ譲歩しつつ、株価も気にしながら自分の実績を作るように行動しています。

日本もアメリカみたいに減税すればよいのに、真逆の消費税増税です(´Д`;)

出典 Bloomberg
日銀、今月決定会合での追加緩和見送りを検討

株価指数

日米の株価指数を見てみます。

S&P500


3000ポイントを突破して、史上最高値にトライ中です。
チャートを見ると、3000ポイントに張り付いていますね。10月末のFOMC利下げは織り込み済みと見ています。
自分は米国株は下がった時にしか買わないルールですので、指を加えて下落をお待ちしております(笑)。

日経平均株価

やたら強いのが日経平均株価。消費税増税のショックで多少下がると思いましたが、もはや織り込み済みでしょうか。
気になるのは個人投資家の売りです。「投資主体別売買動向」を見ても、個人がガッツリ売って、外国人投資家が買っています。

信用残を見ても、1570日経レバETFの売り、1356ダブルインバースの買いなど、個人投資家由来の売りポジションが増加しているようです。

外人さんは買いたい時にマーケットに売り注文が無いと買えません。個人に売らせるようにチャートを作り、情報を流しているハズです。
日本株を支配しているのは外国人投資家ですので、彼らについていくのが得策です。

チャートを見ると、上昇チャネルに見えます。短期的には大分上昇しましたので、いまから短期の買いを入れるのは怖いですね。短期買いポジションをお持ちの方は、売るタイミングを図る時期になっていると思います。

ポジション

【スイングポジ】
8306 三菱UFJ 買い 4000株
8186 大塚家具 売り 5000株

【優待(スイング)ポジ】
なし

【長期&優待ポジ】
8306 三菱UFJ 現物 2900株
8848 レオパレス21 現物 100株
3167 TOKAI HD 現物 100株
3244 サムティ 現物 150株
3221 ヨシックス 現物 100株
3387 クリレスHD 現物 100株
8591 オリックス 現物 100株
7185 ヒロセ通商 現物 100株
3048 ビックカメラ 現物 100株

【NISAポジ】
SPXL 5株

ポジション操作は無し。
8186 大塚家具が多少上昇しましたが、売りポジの決済売りに多少買いが入ったかもしれません。もちろん、資金支援の受けることが難しい企業ですので、買いNGです。

あとはFOMCと日銀会合ですね。
国の政策には素直について行きましょう。